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旅する風見鶏

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プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影

ゴヤ展を見に国立西洋美術館に行ってきました。
これが今年最後の展覧会。締めにふさわしいボリュームに期待していました。

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21151258.jpg

今回のゴヤ展はとっても細かく章分けされていて全14構成。
作品数も123点と多く、プラド美術館をはじめ国立西洋美術館、長崎美術館の日本国内のコレクションも一度に鑑賞できます。

ただ個人的には版画が多くてちょっと消化不良。
加えて絵も題名も変わっていて(風刺が効いていて?)ちょっと難しい。
絵画初心者にはちょっとハードルが高い人なのかな?っていう感じがしました。



プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21264929.jpg1.フランシスコ・デ・ゴヤ 『自画像』
1815年 油彩/カンヴァス
46×35cm
マドリード、国立プラド美術館
Museo Nacional del Prado brand & image

展覧会トップを飾る絵画がこの肖像画です。
気難しいおじさんって感じが・・・。
見終わった後で、見るから余計にそう思うのかな?




プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21292377.jpg2.フランシスコ・デ・ゴヤ 『猫の喧嘩』
1786-87年 油彩/カンヴァス
56×193cm
マドリード、国立プラド美術館
Museo Nacional del Prado brand & image

今回の展覧会で一番気に入ったのがこの作品。
ちょっとデフォルメが効いていてかわいかったです。
高台でにらみ合う二匹の猫。なんだか世紀の決闘っぽくないですか??





プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21305462.jpg3.フランシスコ・デ・ゴヤ 『着衣のマハ』
1800-07年 油彩/カンヴァス
95×190cm
マドリード、国立プラド美術館
Museo Nacional del Prado brand & image

今回の展覧会の冠的存在。
裸のマハと対をなす着衣のマハです。
この絵の前には多くの人だかりができているんだろうな・・・と思ったけど、そうでもなかった。
サイズが大きくて絵に近すぎると全体を見れないからか、少し距離を置いて鑑賞している人が多かったです。



プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21313939.jpg4.フランシスコ・デ・ゴヤ 『スペイン王子 フランシスコ・デ・パウラ・アントニオの肖像』
1800年 油彩/カンヴァス
74×60cm
マドリード、国立プラド美術館
Museo Nacional del Prado brand & image

題名を見るまで女の子だと思っていました。
宮廷画家だけあって王族の絵もきっちり描いています。
こういうわかりやすい絵ばかりだったらよかったのに・・・。





プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影_b0171298_21321921.jpg


明日のぶらぶら美術館はゴヤ展の特集。
まだ見に行っていない人や興味のある方は予習にどうぞ~。



2011.12.14 東京都台東区国立西洋美術館にて。


☆Information
・プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影
場所:国立西洋美術館
会期:2011/10/22~2012/01/29
住所:東京都台東区上野公園7-7
定休:月
時間:09:30~17:30 金のみ09:30~20:00(入館は30分前まで)
交通:電車 JR上野駅より徒歩1分
料金:大人)1500円 大学)1200円 高校)800円

☆Link
プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影【公式HP】
永遠のマハ~ゴヤが見つめた女たち~【日曜美術館HP】
ぶらぶら美術博物館 #49【ぶらぶら美術博物館HP】

※写真は購入したポストカードをスキャナで取り込みました。
by fukafukasheep | 2011-12-19 21:36 |